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亜州茶亭へようこそ

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台湾2005・・淡水は湘南?

淡水駅


台風9号が接近している。こちら台湾では「マーサ」という名前。3日夜の時点で、すでに、台湾東部が影響を受け始めた模様。さて、明日の九分行きはどうしよう。
九分は、台湾東北部のちょっと山間にある。まさに、そちらから台風はやって来る。しかも、九分は、台北から鉄道かバスで結構時間もかかる。交通に影響が出るかもしれない。
翌朝の天気を見て、雨が降っていたら淡水に行くことにした。

4日朝、市内は小雨だが、風が少し強くなっている。ニュースでは、東北部の港町基隆で、風雨が強くなっている模様。あっさり、淡水行きが決定。
淡水は西に向かうので、少し台風から遠いだろう、ということと、MRT1本で行けるので、交通機関の心配もないだろう、というわけである。

台北車站駅から、淡水線で30分くらい。上の写真は淡水駅。
淡水は、17世紀にスペイン、オランダに統治され、鄭成功の支配を経て清朝の統治下に入った都市。さらに19世紀には開港場となったこともあり、ヨーロッパ風の赤レンガ建築が残る。その、赤レンガと中国風建築をミックスさせたデザインの駅舎。この淡水線、沿線に、かの故宮博物院もあり、赤がシンボルカラーになっている。
駅を降りると、すぐ、淡水河。河口近くなので川幅は相当広い。
河沿いに遊歩道が整備されている。ここは、夕陽の名所なんだそうだ。

なんとなく見たことある景色。そうだ。ちょうど、藤沢片瀬江ノ島駅周辺がこんな感じ。
おしゃれなオープンカフェ、浮き輪を売る店、お土産や、海ならではの食べ物を売る屋台、ラテン音楽を流してるサーファーファッションのブティック。
昔ながらの店とおしゃれな店が混在しているところ、台北市内からなら、だいたい1時間以内で来れるのは、藤沢あたりと共通。昔からの街(老街)に行けば、立派な廟が迎えてくれる。そして街の背後は山。江ノ島には東海道沿いの町並みや、弁天様の門前町の賑わいがある。そして、両者とも、西洋的なものがそこここに散っているのも一緒。

要は、首都から日帰りできる、お勧めデートスポット、てなわけである。
さすがに台風の最中、おのぼり観光客(当方も含めて)以外、ほとんどひとはいなかったけどね。


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